ビットコインのような仮想通貨（暗号通貨）と違い、お金（通貨）とは紙であろうが電子データであろうが貸し借り（債務と債権）の記録で紙幣や日銀当座預金は日銀の債務・銀行預金は銀行の債務・SuicaはJR東日本の債務です。商品を購入するとき発生した売り手に対する債務を紙幣という日銀の債務・銀行預金という銀行の債務・SuicaというJR東日本の債務と交換することで支払いを行います。ビックポイントもビックカメラの負債なのでお金によく似ています。誰かが誰かに借りることでお金は生まれ、その担保となるのは物やサービスを生産する能力・経済力です。したがって戦争や社会的混乱により国の生産力・経済力が大きく損なわれると通貨制度は崩壊します。一方ビットコインは誰の債務でもなくマイニングという作業で生まれ、発行量に限度があり、コインそのものに価値を見出そうとする古代より国どうしの取引などで使われてきた金（ゴールド）・香辛料・貝殻と同じで、グローバルな決済に便利な電子データの投機商品です。上念氏の指摘の通り電子データ化された金と考えた方がよいでしょう。但し価値が暴落すれば電子クズですが。