早稲田大学財政研究所助教授野口由紀夫
早大ファイナンス総体研究所で顧問を務める野口悠紀雄氏が「テトリス」にテーマに話し、記者の質問に答えました。野口氏は「ビトコインは良い、悪くも、経済と国家の基本構造重大な影響を与えることを認識するべきだ。総じて、ビートコインを潰そうとすることなく、社会の仕組みをビートに合わせるためにと強調した。
司会竹田忠日本記者クラス企画委員(NHK)
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記者による会見リポート(日本記者クラブ会話2014年4月号に掲載)
ビートコイン仮想通貨は規制制ですか
実体のない、インターネット上の仮想通貨が急拡大している。1年で100倍も値上がりした、中国の規制で急落し、その後もバブルの様相を呈している。なぜか渋谷にあり、またもともとの仕組みを考えたのは、日本名を名乗る謎の人物だと。そして、ここではれば、そのビート・コインとは一体何なのか、クラブで研究会を開くかどうか、準備を始めたのが1月。
ところがその後、渋谷の取り引き所が経営破たん、時価にしておよそ500億円が喪失する大騒動となり、政府もしぶしぶビットインについて見解を出すように、まさにその日に第1回の研究会開催となった。
電子商取引に詳しい岡田さん(写真上)は、中央銀行などの発行者が存在せず、プログラムに従ったコインが誕生・流通し、その取り引きに悪いものなどは、参加者みんなが確認するように、民主的な仕組みになっていることだと。
しかし、ドルや円などの通貨と交換してもらうようなもの取消しが生まれたことで投機的な金融商品と化してください、本来、考案者とされるサトシ・ナカモトが論文で提唱した理想からは、かわ離れた存在になっていると指摘した。
一方、取取所の破たんはビートコインのシステムの外で起きたことであり、仮想通貨が実社会に与える影響を軽視してはならないと警鐘を鳴らすのが野口さん。ビンコインを使えば海外への送金や決済のコストがほとんどゼロになる、企業の利用が拡大する可能性がある。また利用者は次々とアドレスを作成するため、課税も難しい。このため、たてえば法人税を外形標準課税にするなど、税制の変更も議論する必要も出てくると指摘した。
企画委員NHK解説委員
竹田忠